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<ねむりのコラム No.34><br />
光が変える体のリズム

<ねむりのコラム No.34>
光が変える体のリズム

夜、明るい光の中で過ごす。
それって良いことには思えないけど、体や脳にどんな影響があるのかどうかは知らないという方も多いのではありませんか?

人間は昼行性の動物であることは、コラムでも多く触れて来ました。
つまり、ヒトはもともと、明るければ動くに適した、暗ければ休むのに適した状態を保つしくみを持っています。そう考えると、夜に明るいのは不自然ですよね?
脳と体は、外界が明るいのであれば昼と勘違いをして、体を活動するのに適した状態をなるべく維持し続けられるように、頑張ってくれるわけです。

わたしたちの脳は明るいとメラトニンというホルモンが出ないしくみになっています。メラトニンが出ないと体温が下がらず、眠りに適した状態にはなりません。環境に合わせて、賢く体のリズムを後ろに送ってしまうのです。

逆に、朝明るい光が窓から入るとどうなるでしょう。
脳と体は活動に適した状態にしようと、起きる準備をはじめます。今度は、体のリズムを前倒して環境に合わせるようにするのです。
夏には、朝早く目覚めてしまう早朝覚醒が増え、冬には、なかなか朝起きることができない覚醒困難が起きるのはそのためです。

わたしたちは、環境に大きく左右されながら生きています。特に、光の影響が大きいことが分かってきました。
ということは、逆に環境の力を借りて快眠をつくりだすことも可能だということ。
眠りたい時間に向けて部屋の明かりを落としたり、起きたい時間に合わせて寝室に光を入れたりすることが、よい眠りにつながる理由は、もう分かりますね!
光を上手に生活に取り入れてみましょう。

<ねむりのコラム No.33><br />
眠れないときはカラダの緊張を和らげる

<ねむりのコラム No.33>
眠れないときはカラダの緊張を和らげる

リラックスすると眠れるっていうけれど、、、なかなかリラックスできない。そんなときは、自律神経のバランスが崩れているのかも!?

わたしたちのカラダにはおびただしい数の神経がネットワークを張り巡らせています。その中でも、わたしたちが意識的に関与できない心拍や消化活動、ホルモンなどの分泌や呼吸など、生命活動の基本となる機能を司っているのが自律神経系です。

よく「リラックすると副交感神経が優位になる」なんて聞きますよね?
自律神経系には、交感神経と副交感神経の2つの系統があって、どちらか一方が活動しているときには、もう片方が休むというほぼ相反する役割を担っていると知られています。

日中は交感神経をフルに活動させ、その合間に副交感神経が現れ、緊張と緩和の状態をつくっています。昼間には交感神経がよく働き、夜間には副交感神経がよく働くというリズムが良いバランスと考えられますが、夜間にも交感神経が働いてしまうとリラックスできない状態になってしまうのです。

人間は動物です。身の危険を感じているときには緊張するものです。心配事もそのひとつなのでしょう。交感神経が活発になっているときは、ヒトが生き抜くために闘うか逃げるかを瞬時に判断できるように神経が緊張し続けている状態と同じ。そんなときに、眠れるわけがありませんね。

一方で、食事をしていたり、休息したりしているときは、交感神経が休んで緊張がとけているとき。なのに、寝る前であっても休息状態でないとなれば、身の危険が迫っていると勘違いをして、眠りはなかなかやってこないのです。

そこで、交感神経を休ませる簡単な方法が、腹式呼吸です。
鼻から息を吸って、口からゆっくりながーく吐くことで、副交感神経が働きはじめることがわかっています。「ほっと一息」というときには、カラダの緊張がとけるとき。呼吸は自律神経と密接に関わっているのです。
眠れないときは、カラダの緊張を和らげることをみつけてトライしてみて。副交感神経が働き、リラックすることができるでしょう。

<ねむりのコラム No.32><br />
睡眠時間と寿命の関係

<ねむりのコラム No.32>
睡眠時間と寿命の関係

こんなタイトルを見ると、きっとドキッとしますね。
以前、名古屋大学で10年間に及ぶ大掛かりな睡眠時間と寿命についての追跡調査がされました。対象者は40代〜70代の男女約10万人。
結果、死亡率が最も低かったのが7時間の人たちでした。
興味深いことに、睡眠時間が7時間より短い人も長い人も死亡率が高くなる傾向がありました。
つまり、睡眠時間は、短過ぎても長過ぎてもよくないということなのです。

日本は世界的にみても、睡眠時間が短いことはよく知られています。
長寿の国だと言われながらも、健康寿命が短いことはご存知のとおりです。
元気で長生きするためにも睡眠は大切なのです。

アメリカでも、100万人を対象に同じような調査が行われていて、結果はほぼ同じ。
睡眠時間が、6.5時間〜7.5時間までの人の死亡率が最も低かったという報告でした。

この研究を行ったカリフォルニア大学の教授は、
「睡眠は食欲と似ている。欲望にまかせてものを食べると、食べ過ぎて健康を害する。睡眠も眠たいからといって、いつまでも寝ていると、身体によくない。」と話しています。

また、長く寝ている人の中には、病で伏している方も含まれています。
この調査だけで因果関係を特定することはできませんが、統計的にみて、事実として間違いはなさそうです。

一方で、歳をとると睡眠時間が減ることも分かっています。6時間しか眠れないのに、無理して床にいるのは返って逆効果です。翌朝、しっかり疲れがとれているようなら健康な証拠。
もう少したくさん眠りたいと思ったら、身体を動かしたり、外に出て太陽の光に当たってみましょう。その日の晩は睡眠の質が良くなって、熟睡感が増すでしょう。

<ねむりのコラム No.31><br />
睡眠とこころの健康

<ねむりのコラム No.31>
睡眠とこころの健康

ゴールデンウィーク、皆さんのご予定は?
大型連休といえばイベント続き。お子様が小さいと家族サービスで仕事と変わらず忙しいなぁなんて感じてしまう時もありますよね。

2014年に厚生労働省から発表された「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条」というものがあります。それまでは7箇条だったものが、現代の睡眠の問題に合わせて12箇条に増えました。

追加されたのは、年代別睡眠改善のポイントと心の健康についてのこと。第4条には「睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。」とあります。睡眠は心身の疲労回復にとても重要なことが分かってきているのです。

眠れない、睡眠による休養感が得られない,という場合、こころのSOSの場合があるということ。睡眠による休養感がなく、日中もつらい場合、うつ病の可能性を示しています。

寝つけない、熟睡感がない、早朝に目が覚めてしまう、疲れていても眠れない等の不眠症状は、こころの病の症状として現れることがあります。とくに、眠っても心身の疲労回復感がなく、気持ちが重たく、物事への関心がなくなり、好きだったことが楽しめないといったことが続く場合には、うつ病の可能性があるというのです。もちろん、慢性的な睡眠不足も同様です。

子育てに追われながら仕事と家事の両立は簡単なことではありません。体力的にも大変なのに、そのうえ質の良い睡眠が充分とれなければ、心まで病んでしまいます。やさしい気持ちになれないのも、素直に楽しめないのも、前頭葉の疲労が原因です。連休中は、お子さんと同じように、たくさん動いてバタンキュウ!早めに寝てみましょう。脳の疲れがとれて、翌日はきっと、いつもと違う大らかな気持ちで過ごせることでしょう。

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