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<ねむりのコラム No.32><br />
睡眠時間と寿命の関係

<ねむりのコラム No.32>
睡眠時間と寿命の関係

こんなタイトルを見ると、きっとドキッとしますね。
以前、名古屋大学で10年間に及ぶ大掛かりな睡眠時間と寿命についての追跡調査がされました。対象者は40代〜70代の男女約10万人。
結果、死亡率が最も低かったのが7時間の人たちでした。
興味深いことに、睡眠時間が7時間より短い人も長い人も死亡率が高くなる傾向がありました。
つまり、睡眠時間は、短過ぎても長過ぎてもよくないということなのです。

日本は世界的にみても、睡眠時間が短いことはよく知られています。
長寿の国だと言われながらも、健康寿命が短いことはご存知のとおりです。
元気で長生きするためにも睡眠は大切なのです。

アメリカでも、100万人を対象に同じような調査が行われていて、結果はほぼ同じ。
睡眠時間が、6.5時間〜7.5時間までの人の死亡率が最も低かったという報告でした。

この研究を行ったカリフォルニア大学の教授は、
「睡眠は食欲と似ている。欲望にまかせてものを食べると、食べ過ぎて健康を害する。睡眠も眠たいからといって、いつまでも寝ていると、身体によくない。」と話しています。

また、長く寝ている人の中には、病で伏している方も含まれています。
この調査だけで因果関係を特定することはできませんが、統計的にみて、事実として間違いはなさそうです。

一方で、歳をとると睡眠時間が減ることも分かっています。6時間しか眠れないのに、無理して床にいるのは返って逆効果です。翌朝、しっかり疲れがとれているようなら健康な証拠。
もう少したくさん眠りたいと思ったら、身体を動かしたり、外に出て太陽の光に当たってみましょう。その日の晩は睡眠の質が良くなって、熟睡感が増すでしょう。

<ねむりのコラム No.31><br />
睡眠とこころの健康

<ねむりのコラム No.31>
睡眠とこころの健康

ゴールデンウィーク、皆さんのご予定は?
大型連休といえばイベント続き。お子様が小さいと家族サービスで仕事と変わらず忙しいなぁなんて感じてしまう時もありますよね。

2014年に厚生労働省から発表された「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条」というものがあります。それまでは7箇条だったものが、現代の睡眠の問題に合わせて12箇条に増えました。

追加されたのは、年代別睡眠改善のポイントと心の健康についてのこと。第4条には「睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。」とあります。睡眠は心身の疲労回復にとても重要なことが分かってきているのです。

眠れない、睡眠による休養感が得られない,という場合、こころのSOSの場合があるということ。睡眠による休養感がなく、日中もつらい場合、うつ病の可能性を示しています。

寝つけない、熟睡感がない、早朝に目が覚めてしまう、疲れていても眠れない等の不眠症状は、こころの病の症状として現れることがあります。とくに、眠っても心身の疲労回復感がなく、気持ちが重たく、物事への関心がなくなり、好きだったことが楽しめないといったことが続く場合には、うつ病の可能性があるというのです。もちろん、慢性的な睡眠不足も同様です。

子育てに追われながら仕事と家事の両立は簡単なことではありません。体力的にも大変なのに、そのうえ質の良い睡眠が充分とれなければ、心まで病んでしまいます。やさしい気持ちになれないのも、素直に楽しめないのも、前頭葉の疲労が原因です。連休中は、お子さんと同じように、たくさん動いてバタンキュウ!早めに寝てみましょう。脳の疲れがとれて、翌日はきっと、いつもと違う大らかな気持ちで過ごせることでしょう。

<ねむりのコラム No.30><br />
古来から語り継がれていた、眠りの力

<ねむりのコラム No.30>
古来から語り継がれていた、眠りの力

韓国の民話には眠りの神を讃えたものがあります。
「風邪」「マラリア」そして「眠り」の三鬼神が、健康に自信を持った男を休ませようと競います。
男は風邪やマラリアには病気を治そうとして、かえって仕事に精を出して頑張ってしまいますが、眠気には体力、精神力をもってしても打ち勝つことはできないとあきらめて眠ってしまいます。
つまり、男を休ませることに成功した「眠り」の鬼神が一番強かった、というお話です。

また、インドネシアの民話には、断眠競争をした民話が多くあります。お互いが眠ることを我慢して、眠らなかったほうが勝ちというお話です。古来から、眠気に打ち勝つことは精神力をもっとも必要とするというということが語り継がれているわけです。

身体にも精神にも強い力をもつ「眠り」、実は、お金や地位との力比べの話しまで世界各地に残されています。

フランスの寓話集には、貧乏だった靴職人が、夢のような大金を手にして大喜びしたのは束の間…やがて金をとられないようにと心配事が増えて不眠に陥り、結局お金を捨てて安眠できる貧乏に戻った、というお話しがあります。

16世紀、シェークスピアも「眠り」に対する価値観を表現しています。
『ヘンリー四世』や『リア王』では、眠りを奪われた人の悲劇を描いています。
激しい不眠症に陥ったヘンリー四世の「ああ、眠り、安らかな眠り、大自然のやさしい乳母よ」という語りかけをみると、天才劇作家シェークスピアは眠りの価値を十分すぎるくらい知り尽くしていたことがわかります。

昨今、現代において忘れられていた「眠り」の力の復権は、はじまったばかり。
人間の生命を養う乳母。
皆さんが「眠り」をそんなふうに感じるようになる未来が楽しみですね。

<ねむりのコラム No.29><br />
夢をみるタイミング

<ねむりのコラム No.29>
夢をみるタイミング

夢よく見るのですが、眠れていないのでしょうか?
そんな声をよくききます。

実は、皆さんも毎晩必ず見ている夢。
夢はどの睡眠の状態でも見ていますが、必ず忘れるようなしくみになっています。
なので、夢は見ていないのではなく、記憶に残っていないだけなのです。
当然そうでなければ、夢と現実がごちゃごちゃになってしまいますよね。

忘れるはずの夢を覚えているということは、夢を見た直後に目が覚めている証拠。
そういう意味では、夢をよく見る、つまり夜中に起きている回数が多いということになるので、よい睡眠とは言いにくいですね。

また、長く眠るとレム睡眠が多く出ます。レム睡眠中はノンレム睡眠中に比べて、変化にとんだ夢を見ることが知られています。そのため、レム睡眠に目覚めると夢が印象深いため、鮮明に覚えていることも増えるようです。
せっかく、お休みでゆっくり眠れると思ったのに、仕事の夢や気分の良くない夢ばかり見て損したなと思ったことはありませんか?
朝、一旦起きたのに、二度目してお昼近くまで寝てしまった時などにも起きやすい状態です。

夢を見ないでぐっすり眠りたい!と思ったら、最近よくある目覚ましアプリを使ってみることをオススメします。身体の動きに連動した目覚ましアプリが、浅い睡眠中に起こしてくれるというもの。
レム睡眠前後の浅いノンレム睡眠のときに起床するように促してくれます。
レム睡眠のときに起きてしまうと、脳と体の連携が切れている状態なので「金縛り」の状態になりやすいですし、それが悪夢という記憶になることもあります。
とくに、悪夢に悩まされる方には、ぜひ試してくださいね。

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