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<ねむりのコラム No.54>
夜には妖精が来る?

妖精は、超自然力を持つ生き物として、イギリスを中心にヨーロッパの人々に親しまれてきました。日本では、「カッパ」のような存在になるのでしょうか。姿は見えないのに、その存在が信じられている個性的なキャラクターたちです。

そんな妖精の中には、やさしく眠りに導いてくれる妖精と、いつまでも起きていると恐ろしい姿で襲いに来る妖精がいます。
スコットランドの「ウィー・ウィリー・ウィンキー」は『マザーグース』の歌に登場する、やさしい妖精のひとりです。

”ウィー・ウィリー・ウィンキーが街を駆け回る
寝間着姿で階段を上がったり下がったり
窓をたたいてさけんでいる
「もう8時だよ、子どもたちはみんなベッドに入ったかい?」“

この歌には、子どもを早く寝かしつけたい母親の気持ちが託されているようですよね。
ほかにも、ランカシャーの「ビリー・ウィンカー」、アンデルセンの童話に登場する「オール・ルゲイエ」も、ぐずって寝ない子どもたちをやさしく寝かしつけてくれる眠りの妖精です。

一方、なかなか寝ない子どもをしつけるため、親が考え出した恐ろしい妖精がいます。
イギリスでは「子ども部屋のボギー」といいます。けむくじゃらで熊のような「バッグ・ベア」はボギーの代表。「寝ないとバッグが来ますよ」と脅かしながら、何とか子どもを夢の世界へ誘います。
ドイツでは眠りの精の「砂男」。子どもたちの目の中に砂を投げ入れ、まぶたを閉じるまで上に座ったり、まぶたを噛むというのです。

その強い思いから妖精を生んでしまうほどに、子どもを寝かせることは、全世界共通、悩ましいものなのですね。