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<ねむりのコラム No.55>
認知症は眠って予防する

近頃、認知症の話題が絶えませんね。家族への迷惑を考えると、誰にとっても、本当にかかりたくない病気のひとつと言えるでしょう。

さて、この認知症、睡眠と深い関係も解明されはじめています。
なんと、眠っている間に、うまく老廃物が排出されず残ってしまうと、認知症を引き起こす可能性があるというのです。わたしたちの脳というのは、活動している間は温度が上がり、体積が少し大きくなることをご存知ですか?

そして、眠っている間は逆に、温度は下がり、体積も小さくなります。実は、この体積が小さくなったときを狙って、脳の老廃物は排出されるのです。

睡眠時間が不足すると、この排出が充分となされずに、認知症と大きく関係するアミロイドベータたんぱく質が脳に残ってしまうということです。人間の身体には、老廃物を運搬して排出する機能を持つ、リンパというものがあります。
最近はデトックスなどで、認知度も高くなった身体のしくみですが、このリンパが脳には存在しないのです。デトックスは、身体だけでなく脳にも必要なのですね!

ヒトの眠りは、よりよく生きるために進化してきたと考えられていますが、現代の技術の発展や生活環境や生活習慣が変革するスピードは、尋常ではありません。ひと昔に比べても、脳で処理をしなければならない情報が、とてつもなく多くなり、脳の処理能力も相当アップしないといけなくなっているのでしょう。ヒトが長く眠らないといけないのは、そんな大きな負荷のかかっている脳を効率よく休ませるためだといえます。

長く眠れない時には、昼間の短い仮眠も効果的です。ある研究では、認知症の発症率が5分の1に減ったという結果が出ています。
しっかり眠って、認知症を予防しましょう!